新型コロナで有名になったPCR検査は、採取した検体の中に、目的のウイルスの遺伝子が含まれているかどうかを調べる検査です。
PCR検査は、遺伝子(DNA)の存在を見ているだけで、感染性があるかどうかを見ていません。
感染後、新型コロナウイルスの遺伝子は約1カ月は体内に残る可能性があります(個人差あり)。
その理由から新型コロナ治療を終了し、他人への感染性がなくなっている方にも、PCR検査をするとウイルスが検出されてしまうことがあります(東京クリニックは治療後のPCR検査は推奨しません)。
治療も終わり、症状も無くなり、感染性もないと医師に判断されていても、PCR検査の結果が「SARS CoV-2 RNA Detected(検出されました)」となれば国際線に搭乗できません。
日本の入国条件にPCR検査が加わってから、予定していた国際線に搭乗できない方がミャンマーでも出ています。
熱も咳も出てないのになぜ??とクリニックに相談に来られた方は、遺伝子にウイルスが検出されただけで、その後の発症はないケースがほとんどです。
採取した検体の中に、新型コロナウイルスの遺伝子が含まれていると国際線に搭乗できないというルールをご理解いただければ幸いです。
また、医師の診断書(新型コロナ完治証明書)があっても、PCR検査でウイルスが検出されたら現在は国際線に乗れません。
今回オミクロン株の流行で、知らない間に自然感染していた方(無症状感染)も多くいると考えられます。
現在のヤンゴンでPCR検査を受ければ、身に覚えが無くても新型コロナウイルスの遺伝子が検出されても不思議ではありません。
予想していない方はショックを受けるかもしれませんが、ANAはPCR検査の結果キャンセルは1回無料で可能です(フライト出発前にキャンセルの連絡をすることが条件です)。
結果に対しては、冷静に受け止めていただけます様お願い申し上げます。