ミャンマー滞在中に受けておくべき予防接種を御紹介します。すり傷、切り傷で発症する可能性がある破傷風、ミャンマー現地の感染者が多いB型肝炎はワクチン接種で効果的な予防が可能ですので、現地の方も接種しています。

しかし、狂犬病に関しては噛まれてから接種しても変わらないのでしょうか?実際は、事前にワクチン接種することによって抗体ができる為、噛まれた後に2回ワクチンを接種するだけです。

しかし、噛まれてからワクチンを打つ場合、抗体が当然ありません。傷口に血清(抗狂犬病ガンマグロブリン)を打ち、狂犬病ワクチンを計5回打たなければなりません。

この血清はミャンマーでは手に入り難く、時期によっては全くありません。ヤンゴンで長期滞在のリスクを考えますと事前に狂犬病ワクチンを打つことをお勧めします。計4回接種後、5年毎に1本打つことで持続します。