10月52020

塩はCovid19を殺菌できない?

前回のお話で新型コロナの予防には「塩」が重要であるというお話でした。

 

私の叔母もDr.なのですが、小さい頃から喉が痛くなったら、叔母にお湯に塩を入れてうがいをさせられていました。

 

日本でも塩水でうがいする人は多いですが、塩(NaCl )がウイルスに有効な理由を教えてもらえますか?

 

まず、喉の粘膜を常に潤すことが重要です。水分が多いと粘膜にウイルスは浸透しにくいですから(コロナウイルスは主に呼吸器の粘膜で増殖し体内に入る)。そして、塩がウイルスに触れるとウイルス細胞から水分が抜かれ、ウイルスが生存しにくい状態になるのです。下の記事を読んでください。

(*画像クリックで、伯方の塩ホームページへ移動します)

 

なるほどナメクジの原理!塩(NaCl )が水分を奪ってしまうから、元気がなくなるんですね。

 

 

それが塩の力です。新型コロナ・ウイルスも同様に塩に触れると細胞内の水分が抜かれ生きれません。しかし、飲み水、唾液などの水分が粘膜の塩を薄めてしまうので、「塩水うがい」は回数を多くする必要があると考えます。10回以上かな?多いほど効果が期待できます。

 

多いですね。「塩水うがい」が効果ないのは数が足りないから。英単語が覚えられないのは復習する回数が少ないから…回数が大事だったんですね(喉を水分で潤しつつ塩分濃度を保つ)。

 

塩水うがいがCovid19に効くという研究発表はありません。しかし、私は2つの効果があると考えています。

1.喉の粘膜に付着したウイルスは、塩水でウイルス量を減らすことができるのではないか?

2.塩水はウイルスを殺すための次亜塩素酸を体内生成し易くする効果があるのではないか?

*免疫システム…血液の白血球は体内に侵入したウイルスに対して次亜塩素酸を放出することで殺菌します。塩の核である塩素は有益な存在であり、害があるウイルスを攻撃する力を備えています。

一般に売られている次亜塩素酸水(HClO)は、水と塩を電気分解して作られますが、体内の免疫力で作られる次亜塩素酸と成分は同じなのですか?

 

はい、同じだと考えられます。塩水だけでは新型コロナ・ウイルスの侵入を阻止することはできないが、ウイルスを弱らせて発生量を抑制する。もし、発症しても塩のお陰で免疫システムが活性化しやすくなり、血液から次亜塩素酸を大量に放出し、ウイルスを殺菌。Covid19を重症化させない効果があると考えています。

アメリカ人Dr.Eric Bergも同様の意見で、ある研究で、20000人の子供達に塩水うがいをしてもらったところ研究中にインフルエンザ、その他感染症、発熱は1名も出なかった。その他複数の研究でも、塩水を使用する人は上気道感染症にかかる可能性が低いことを指摘しています。

 

新型コロナは喉周辺の感染後に肺炎になる病気ですので、お金も掛からない塩水うがいは試してみるべき価値がある方法ですね。そんなの知ってるよ!という方も多いと思いますが、1日うがい5回でも実践されている方はどれくらいいるのでしょうか?

 

今すぐ始めることが大切です。また、次亜塩素酸水(HClO)や二酸化塩素(ClO2)の殺菌作用が強い液体を使用することに抵抗がある方にも食塩水(NaClとH2O)は安全に取り組める予防法として1日10回~の食塩水うがいをお勧めします。

 

次回はこのお話の続きで、塩を使って目と鼻の粘膜をどう守るかをお伝えします。

にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村←応援クリックお願いします! 感染症専門医Dr.ミントへの質問を募集しております。 e-mail: mm.tokyoclinic@gmail.com