4月292020

*新型コロナ対策⑦ 結核を知る

今日は、ミャンマーで非常に蔓延している感染症の結核を知ることで新型コロナの対策を考えます。

 

先生、結核とはどんな病気ですか?

 

結核菌を体内に吸い込んで増殖することで発症する感染症です。主に肺で増殖する肺結核がほとんどですが、稀に脳、骨、腎臓、リンパ節など体のあらゆるところで炎症を起こし臓器を壊していく病気です。

 

えーーーー新型コロナにそっくりじゃないですか?

 

肺を中心に多臓器へ侵入し、破壊していくから似てると思うかもしれないけど、結核は細菌(バクテリア)で新型コロナはウイルスという違いがある。

 

細菌(バクテリア)とウイルスは同じではないんですか?

 

細菌(バクテリア)は生物(細胞がある)ですので、動物や人の中に入らなくても増殖が可能です。納豆菌みたいに人体に良い影響を及ぼす細菌もある。ウイルスは細菌よりも体が小さく、細胞を持たないので、人や動物の体内の細胞に寄生しないと増殖して生きていけないという違いがある。

 

結核はどうやって空気感染するんですか?

 

結核を患った人の呼吸や咳で排菌した細菌が空気中に漂います。それを吸ってしまうと感染するという仕組みです。結核菌より体が小さく軽い新型コロナウイルスも空気中を漂い約3時間人の細胞と結合しなくても生きているという恐ろしい研究発表から新型コロナも同様な方法で感染するのではないかと考えています。一般の人はエアロゾル感染=空気感染と考えて対策するのが正しいです。

 

空気感染するんだと考えれば、今よりも換気に気をつけますから対策が全然変わります!話変わりますが、細菌(バクテリア)とウイルスの治療方法は違うんですか?

 

バクテリアは抗生物質が有効ですが、ウイルスには効果は期待できません。ウイルス感染症の治療にはインフルエンザ薬で有名なタミフル等の抗ウイルス薬が有効です。

 

だから新型コロナの治療にタミフルや今話題のアビガン等の抗ウイルス薬を使うんですね。

 

新型コロナの治療薬がないので、今は抗生物質も使ったり色々試してる段階だから、決定的な薬が見つかるまでは似たウイルス感染症の薬を利用することが有効だと考えられてるんだよ。要はウイルスを人体の細胞に結合しないようにすればいいんだから!

 

結核は空気感染する病気ですが、どうやって対処してるんですか?

 

結核は排菌してることがわかれば専門病院へ隔離されます。排菌が止まるまで陰圧室(部屋の空気を外に出さない仕組み)で約2か月隔離入院となります。しかし、ミャンマーはこの陰圧室が極端に少なくてね。ほぼ大部屋で窓を開けっぱなしが通常です。

 

それなら新型コロナで感染しても隔離はされるけど風通しのよい大部屋ですね!

 

大部屋かどうかは運次第だけど、個室ではない場合もあるよ。陰圧室は期待できないから、皆さん窓を開けて換気することは重要だということを覚えておいてください。

 

結核にはBCGワクチンが有名ですが、新型コロナに効果あるかもと話題になっていますが先生はどうお考えですか?

 

BCGワクチン打つとね、免疫爆上げするんだよ。だから新型コロナに効果があるというんだけど、ちょっとどうだろ?赤ちゃんに打つのは効果あるけど、細胞ができあがってる大人が打って果たして効果あるのか研究を待ちましょう。

 

日本はBCGワクチン打ってるから感染しても新型コロナ死亡率が低い説がありますが、ミャンマーのBCGワクチン事情はどうなんでしょうか?

 

ミャンマーは日本と同様のタイプのワクチン打ってるよ。その説が正しければ嬉しいね!最後に複数人いる事務所やお店はミャンマーの結核病棟と同じように窓を開けて風の通り道を作るように(自然の空間除菌)!新型コロナは軽いから風が吹いたら速攻吹き飛んでしまいます!決して閉め切ってクーラーがんがん効かせて仕事しないで下さい。事務所に感染者いたら集団感染しますよ。

 

うーーーーん。雨季はそれ難しいんですよね。それと、ミャンマーから日本へ本帰国したら結核検査(遺伝子検査)した方が良いですよ(発症してなくてもキャリアの可能性あり)。通常の健康診断では見つかりません。

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