4月162020

【最後に】持病がある方へ

中国7000人の新型コロナ患者データからわかること。

中国の新型コロナ致死率は平均2.3%でした。

 

しかし、それに比べて心臓等に病気がある方は10.50%、糖尿病は7.3%と高い水準であることがわかっています。

 

上記は中国で重症化した患者の傾向と日本では喫煙者が指摘されています(重症化とは呼吸障害、多臓器不全の発生です)。

 

日本で重症化した場合、どの様な処置対応をしているのか?

日本は十分な医療リソースが整っていますが、ミャンマーでは酸素投与、人口呼吸器、エクモ、抗ウイルス薬等は足りないことが予測されています(ミャンマーで重症化した場合、危機的な状況に陥ることは明白です。だからミャンマー政府は過剰な対策を矢継ぎ早に取るのです)。

 

感染した場合の治療は政府指定の病院で新型コロナ対策医療チームが担当します(バンコク搬送等できません。ちなみに皆様がよく利用するバンコク有名病院の新型コロナ重症化した場合の治療費は約1000万円だそうです)。

 

大部屋に3週間隔離される、汚い、蚊が多い等は最初からわかっていることですので、ミャンマーに残ると決めたなら、病院お泊り快適セットをご自身で用意しておくことは必須です(これが嫌ならば日本帰国しましょう)。

 

4月16日現在、日本の新型コロナの感染者8582人、死亡者136人で死亡率は1.6%でミャンマーの新型コロナの感染者85人、死亡者4人で死亡率は4.7%よりかなり低い数字が出ています(単純に3倍リスク)。

 

参考までにお隣の医療水準が似ているバングラデッシュはミャンマーよりも約1か月早めに感染が報告されていましたが、現在の数字は感染者1572人、死亡者60人で死亡率は3.8%です。

 

現時点での数字からわかっていることは、重症化した場合は日本の方が助かる確率が高いが、感染する確率は日本の方が高いということです(しかし、日本の医療水準、問題解決能力は高く、先進国の中でもいち早く回復する可能性も高いです)。

 

次に、この状況が長期化した場合、持病の治療についてです。

●現在服用中の薬が入手困難になる可能性があります(薬は99%輸入に頼っています)。

●私立病院への診察及び、入院が困難になる可能性があります(外国人患者診察不可の先生増加、民間病院の営業停止)。

●雨季(6月~9月)は別の感染症(発熱)が多く発生し更に難しい状況が予測できます。

 

狂犬病のワクチンは通常時でも年に1~2回は在庫が切れる時期がありますので、特殊な薬は手に入り難いことが既に予想されています(服用している薬が数か月後に手に入らないことを想像してみて下さい)。

 

日本の本社がこの様な危険な状態になる可能性があることを理解していないだけで、知れば帰国許可が出るかも知れません(弊院では医師の帰国推薦状を発行しております)。

 

新型コロナの終息時期は誰にもわかりません。

 

確実に日本へ帰国できる便は4月24日までとなり、次はいつになるのかわかりません。

 

健康であれば、お仕事はいつでもどこでもどんな仕事でも可能です。

 

これから先、持病がある方がここに留まることは非常に危険です。

 

1~2年、誰とも会わない生活が可能なら感染率は低いでしょうが、10日間の隔離を通してこの様な非現実的な生活を続けることができるのでしょうか?というか会社は2年後に存続しているのでしょうか?

 

新型コロナウイルスは私達の想像を遥かに超えています。医療も過去の知識では対応できずにいます。人も過去の古い考え方では難しいでしょう。

 

お体を最優先に考え、ご自愛くださいます様お願い申し上げます。

 

追伸…日本でさえも持病のない方が亡くなってる報道を聞くたびに帰国したほうが良いか判断に迷うと思います。しかし最後の最後、自分で決めるしかありません。まだ少しだけ考える時間がありますので、最後にもう一度だけ後悔がないようお考え下さい(これは健常者の方もです)。また残られると決めた場合は、徹底した予防策を講じて下さいます様お願い致します。

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