3月312020
ミャンマー人患者様の受診について
弊院は2018年5月にヤンゴンで日本人が気軽にストレスなく通院できる病院を目的に開設しました。
お陰様で2年近くたった今、多くの邦人の皆様にご愛顧いただいており、本当にありがとうございます。
また、ミャンマーの患者様に関してはクリニックの近くにお住まいの方のみ開放しておりました。
組織としては近くにあるジャパンハートさんのドリームトレインの子供達を受入れています。
しかしながら、最近の新型コロナウイルスにより、日系企業で働くミャンマー人患者様の受診依頼が多く非常に困惑をしております。
本来であれば病院として受け入れたいのですが、できない理由があります。
①小さなクリニックですので、急激に患者様が増えてしまうと限られた医療資源の中で高度な医療の質とサービス(完全予約制など)を維持できない。
②待合室の患者様が増えると院内感染のリスクが高まる。
③ミャンマーで新型コロナウイルスが終息するまでは東京クリニックを閉める訳にはいかない(新型コロナウイルスの陽性が出た病院は一時営業停止)
④民間の病院に対して、新型コロナウイルスの治療は許されていない。
ミャンマーの患者様が日系病院へ押し寄せれば、ヤンゴンにある邦人のための病院は簡単に医療崩壊してしまいます。
ヤンゴンに残られる皆様、ここをよくよくお考え下さい。
ミャンマー人患者様で熱、呼吸器疾患がある場合は、政府指定病院へ直接受診をお願い致します。
ミント先生のご家族は日本にいますが、残られる皆様の希望になるべく残ります。そして、時間は短くなりますが、できるだけ休まず毎日オープンする予定です。
弊院の日本語デスクへミャンマー人患者様のお問い合わせはお控え下さいます様お願い申し上げます。
難しい時期ですので、電話はできる限り予約のみとし、料金などのお問い合わせ、御相談はメールにてお願い申し上げます。
ミャンマー保健省のガイドラインが変更となり、民間のクリニックも積極的に診察及び、治療が可能になった場合でミャンマー患者様の受け入れ態勢ができた場合は告知させて頂きます。
それまではミャンマーの患者様は特別な契約がない限り受け入れることができません。また、邦人患者様の受入れはもう一度、再考する事態に追い詰められています。
日本人患者様の受入れガイドラインが決まりましたら再度ご報告いたします。
私達も厳しいミャンマーの状況下で、病院を運営しておりますので、何卒ご協力をお願い申し上げます。
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